主催: 日本文化人類学会第50回研究大会
日本学術振興会
p. A14-
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
本稿は、現代インドの市民運動を、知的営みと実践における「部分的つながり」を介して論じる。サバルタン研究は、西洋的な「市民社会」概念の批判的練り上げから、「政治社会」概念を生み出してきた。これを背景に、今日の市民運動は、政治社会との関係において、自らの「非政治性」を主張している。本稿は、市民社会と政治社会のいずれにも回収されないつながりに着目することで、この運動の政治性を捉えなおすことを試みる。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら