日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第52回研究大会
セッションID: E18
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個人発表 E13-E18
「文化財」としての古武道像の成立過程
*足立 賢二
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キーワード: 古武道, 日本武道, 文化財
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抄録
日本古武道にとって「文化財であること」は自明視された前提の一つである。近年、日本古武道の文化財指定を目指すロビー活動が盛んになっているが、古武道を「文化財」とする見方の政治性に関する批判的検討は不足する印象を受ける。本発表では「文化財」としての古武道像の成立過程を検討した。検討結果からは、「文化財」としての古武道像が、敗戦後の武道の再出発とその後の武道振興に関係して出現したことを明確化できる。
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