主催: 日本文化人類学会第52回研究大会
会議名: 日本文化人類学会第52回研究大会
開催地: 弘前大学
開催日: 2018/06/02 - 2018/06/03
多摩大学
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本発表では保護や防災に向けて世界文化遺産・富士山を捉える視座を検討する。まず、富士山の自然的・文化的側面の捉え方が異なることに配慮する必要がある。文化遺産・富士山は信仰の対象であり、日本では聖なる山での観光実践に寛容であるが、聖俗の混同は許容されにくい点も重要である。富士山は芸術の源泉だが、世界遺産には富士山の芸術作品の価値を反映しきれていない場合もあり、何を守るのか精査する必要もある。