日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第53回研究大会
セッションID: B2
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場の個別性と一般性をつなぐ掛け合い歌の技法
ラオスの掛け合い歌カップ・サムヌアを事例に
*梶丸 岳
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抄録
本発表は記号論と民族詩学を理論的基盤として、ラオスで歌われる掛け合い歌「カップ・サムヌア」がどのように場に埋め込まれているのかを、言語的・音楽的パフォーマンスの分析から明らかにする。具体的には掛け合いの歌詞が何を指標しているのかを分析するとともに、場のフレームを設定する「一定の音響」について検討する。これによって、カップ・サムヌアにおいて場の一般性と個別性が併存し結びつけられていることを示す。
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