日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第54回研究大会
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分科会1 アニミズムの主体/客体論―人類学と仏教学・比較思想の対話から―
「霊的存在」による定義の系譜を再考する
タイラー、スパイロ、ガスリーそしてカストロ
*長谷 千代子
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p. A01-

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抄録
宗教人類学における研究対象の有力な定義であり続けてきた「霊的存在」の概念とその遷移について論じ、この系譜の特徴の一端を明らかにし、今後、文化人類学的な宗教研究を行う上でなにに留意すべきかを検証する。主にタイラー、スパイロ、ガスリーによる研究対象の定義方法を再検討し、ヴィヴェイロス・デ・カストロの新たなアニミズム論と比較対照することを通じて、従来の宗教人類学における「宗教」の意味を再考する。
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