主催: 日本文化人類学会第54回研究大会
会議名: 日本文化人類学会第54回研究大会
開催地: 早稲田大学(オンライン)
開催日: 2020/05/30 - 2020/05/31
東洋大学井上円了研究センター [日本]
p. A03-
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本発表では、比較思想の方法により、日本の近・現代哲学に着目し、仏教と通底するアニミズムの思想的可能性について考察する。そのさいに参照するのは井上円了(1858-1919)における「活物」の概念である。それは人間もそれを分有する世界そのものの働きを意味し、また生きとしいけるものの往還を意味することから、現代の哲学・人類学におけるアニミズムの再評価と重なるであろう。ここから、「往還存在論」を構想することができる。
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