日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第54回研究大会
会議情報

個別発表(D会場)
身体に染みつく技の論理と集落・民族の帰属意識
ジャカルタ郊外の先住者集落におけるブタウィ人の武術実践
*中村 昇平
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. D13-

詳細
抄録
本発表は、武術実践を通して醸成される集落の帰属意識が、同時に民族意識に現実味を与える実態を説明する。発祥地が明確に把握されたまま各地に伝播した武術流派がいかにして「集落独自の伝統実践」として実感され、それがいかにして民族意識とつながるのかを、技の「理解」と「改変」への態度から説明する。からだの感覚に染みつくような種類の技法の教授・学習の実践を通して帰属意識が実感され、強化される過程を明らかにする。
著者関連情報
© 2020 著作権は日本文化人類学会に帰属します。
前の記事 次の記事
feedback
Top