日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第55回研究大会
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分科会5 モビリティと物質性の人類学―グローバル化する世界のローカルな移動実践をめぐって―
ケニアの自転車競技選手の移動と滞留
「ラウンドな世界」に絡みとられていくことを考える
*萩原 卓也
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p. C09-

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抄録
本発表は、ケニア首都近郊に存在する自転車競技選手育成団体における移動実践と、それに否が応でも付随する滞留という現象について、それらを物質性の観点から捉え直すことを試みる。そして、個別の身体や自転車の物質性は環境との接点においてどのように現れ、移動と滞留のサイクルは選手のなかでいかに経験されているのかをあきらかにし、人類学におけるモビリティの概念をスポーツの立ち位置から鍛え上げることを目的とする。
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