日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第55回研究大会
会議情報

個別発表(E会場)
バリ島手話共有コミュニティにおけるデフ・ゲイン
*土田 まどか
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. E15-

詳細
抄録
本発表の目的はインドネシアのバリ島にある手話共有コミュニティ、ブンカラ村におけるデフ・ゲインを事例に、デフ・ゲイン概念の有効性と問題点を議論することである。デフ・ゲインとは聴覚障害を「聴覚の喪失」ではなく「ろうを得た」と捉える、ろう者学におけるパラダイムシフトである[Bauman and Murray 2014]。発表では特に当地でろう者住民がろうによって得た、墓堀の仕事、国際ネットワーク、クリエイティビティの三局面に着目する。
著者関連情報
© 2021 著作権は日本文化人類学会に帰属します。
前の記事 次の記事
feedback
Top