場の科学
Online ISSN : 2434-3766
接遇場の要因
村上 恭一
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2022 年 2 巻 2 号 p. 37-51

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抄録
我が国独自の概念としての「場」は商学研究においても売場のように要である。とりわけ接遇(サービス)業において「場」は経営の根幹である。しかるに「場」概念による商学研究はされてこなかったのみならず、文化背景(例えば文化心理学のように)を前提とした研究が存在しない。そこで対人の「場」を我が国の理論により概念の要因を明確にするため、人口に膾炙する「おもてなし」の基底となる「一期一会」概念を例に考察し、当該概念が今日においても実存するのかを検証した。結果、欧米研究の操作主義では考えられていない、和離浸透・阿留辺畿夜宇和・譏嫌・不動智が主要因であることを明らかにした。
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© 2022 協創&競争サステナビリティ学会
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