抄録
本稿は、国際社会で技術革新等の各国間の競争が激化している先端科学技術である宇宙開発技術とAI 技術をめぐり、それぞれの「基本法」として位置付けられている「宇宙基本法」と「AI 推進法」を具体的な事例として取り上げ法制度の比較検討を行った。また、本稿では、とりわけ「リスク」及び「不確実性」への対処と「イノベーション」促進へのアプローチがいかに法構やその内容等に具現化されているかを明らかにすることで、両法制度間における共通点や相違点を見出し、日本の先端科学技術法制における新たな法政策学上の視座を示し、今後解決しなければならない本質的な課題等を提示し、その具体的な政策
的示唆等を示した。