場の科学
Online ISSN : 2434-3766
科学技術規制とナッジ・アプローチの可能性とその政策課題
AIによるナッジとAI規制へのナッジ活用をめぐる2側面の観点から
中山 敬太
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2026 年 6 巻 2 号 p. 12-33

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抄録
本稿は、AI技術を事例に、不確実性を伴うリスクが懸念される科学技術規制に対してナッジ・アプローチがいかに機能し得るか、その可能性と政策課題について検討した内容である。従来ナッジは一定の属性のある「集団」を主な対象としてきたが、AIと相互作用することでより特定の「個人」を対象化できるようになってきた。具体的に、このようなAIとナッジの関係性(相互作用を含む)をめぐり、まずAIのナッジ機能(AIナッジ)に対する社会的影響(ポジティブとネガティブの影響)と規制政策上の課題を検討する。次に、AI規制(AIナッジ規制を含む)の実効性等を確保するために規制手段を補完する機能としてのナッジ・アプローチに関する有効可能性とその限界について多角的に検討を行った。本稿では大別してこの2側面からAIとナッジの関係性を踏まえ、AI規制をはじめとするAIガバナンスのあり方をめぐり新たな視座や政策的示唆を示す。
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© 2026 協創&競争サステナビリティ学会
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