発達障害研究
Online ISSN : 2758-9048
Print ISSN : 0387-9682
肢体不自由特別支援学校教師のとらえる集団宿泊的行事における効果と課題
M-GTA による分析を通して
山本 和雄
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2023 年 45 巻 1 号 p. 73-85

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抄録
本研究では,肢体不自由特別支援学校の集団宿泊的行事における効果と課題について,教師への半構造化面接を行い,M-GTA による分析を通して検討した.肢体不自由特別支援学校の児童生徒にとって集団宿泊的行事は貴重な機会ととらえられ,訪問地の各施設・機関とのかかわりを通して,学習過程の工夫や安全への配慮とともに引率者の連携した支援のあり方が確認された.集団宿泊的行事の効果として,児童生徒の成長や家庭の変化等が挙げられた.今後の課題として,校外における支援方法の研究や,校外施設・機関に対する期待・要望の大きさが示された.集団宿泊的行事の成果を高めるために,学校と校外の各施設・機関との効果的な連携・協力を進めることは,共生社会の形成に向けてともに助け合う意識や行動の広がりとして重要であると考えられた.
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© 2023 日本発達障害学会
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