安全教育学研究
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自然と社会の地域学習に基づいた小学生のための災害安全教育モデルの開発と実践
−仙台市長町地域を例に−
佐藤 健, 村山 良之, 駒沢 健二, 當摩 聡子, 増田 聡, 柴山 明寛, 源栄 正人
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2009 年 9 巻 1 号 p. 31-48

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抄録
本論は,災害安全教育に対するニーズが多様化し,その普及と発展に対する社会からの期待が高まる中,災害科学の研究者の立場から,自然と社会の地域学習に基づいた小学生のための災害安全教育モデルを提案し,その実践事例を通して,教育モデルとしてのコンセプトの有効性と発展の可能性について考察したものである。
本論で提案する教育モデルを構成する要素は,地域の教育コミュニティとしての「生涯学習」のフレームワーク,情報基盤としての「地域の防災情報共有プラットフォーム」,教育基本プログラムとしての「防災まち探検ワークショップ」,地域の自然災害に対する脆弱性の改善や地域防災力の高度化への波及効果を生むための「地域の防災モニタリング機能」である。
仙台市長町地域に適用した実践事例を中心とした分析結果から,提案モデルが参加児童の安全意識の啓発や地域学習の探究心を生むことに有効であることに加えて,獲得した知識を地域のために役立たせる社会的自己実現の教育機会になることも示された。
今後の課題として,地域の防災情報共有プラットフォームの児童の発達段階に応じた有効な活用方法を含めた教育モデルの洗練のために,災害科学の研究者と安全教育の研究者や安全教育現場の教員とのコラボレーションの必要性を強く提起したい。
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