日本インテリア学会 論文報告集
Online ISSN : 2435-5542
Print ISSN : 1882-4471
室空間体験者の位置・姿勢の違いが与える影響
間仕切りの大きさ・位置と空間の使い分け,印象評価の関係に関する基礎的実験 その2
彭 瑞政橋本 雅好西出 和彦渡邊 優
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ジャーナル オープンアクセス

2000 年 10 巻 p. 25-31

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抄録
本研究の目的は,室空間における間仕切りの大きさ・位置が,空間の使い分けや印象評価に与える影響を,実物大の実験空間を用いて,実験的に明らかにすることである。 今回の実験では,室空間に間仕切りを設定した場合における被験者の室空間を体験する位置の違い(対面と横並)や姿勢の違い(立位と椅子座位と床座位)が,空間の使い分けや印象評価に与える影響を検証した。 実験の結果から,被験者の位置の違いは, 「自分の場所の確保」と「目障り」の評価に影響を与えることが明らかになった。これは,相手が見えるか否か,間仕切りと視線の方向との関係といった視覚的な要因が,評価に影響を与えたためと考えられる。また,被験者の姿勢の違いは,すべての印象評価に影響を与えることが明らかになった。これは,各姿勢における眼高と間仕切りの高さとの関係といった視覚的な要因が,評価に影響を与えたためと考えられる。
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© 2000 日本インテリア学会
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