抄録
折れ扉や煽り開き扉のように回転と横移動を伴う形式の扉は,その開閉動作上多くの有利な特性を示すものがある。本論文は2個の滑動軸を持つ折れ扉,戸先と拘束点を振出すようなリンクアームをもつ煽り開き扉,および平行に回転運動する開き扉について,そのリンクアームの長さと支持点の位置を変えることによって,扉の軌跡(ドアスィング)面積を小さくすることや,風圧を受ける状態で扉を安定させることが可能となるもののあることを論じている。
このためこれらの扉はスペース的にドアスイングの制約の ある場所や,内外でアンバランスな風圧が作用してもドア クローザーの力を小さくしたい場合などの出入り口の使用に適している。