抄録
本研究は,階段の安全性に関わる評価手法の確立を目的とするものである。本報では,被験者実験から各種要因の影響程度を定量的に把握するとともに,その結果から評価手法確立のための考え方を示した。実験の結果として,①勾配が安全性評価に対し最も大きく影響し,勾配が緩やかなほど評価が高い。②手すり設置は,安全性に対する評価を高める。③安全に寄与すると考えられる蹴込板設置の効果は,踏面の寸法により評価が分かれ,踏面が小さい場合マイナスに評価される。④勾配や手すりの効果は,昇りよりも降りに対して大きい。という事がわかった。