抄録
居住形態の対応が難しい(家族が同居することが未だに一般的な)韓国において住居空間での「違和感」とその理由を検討した。
その結果,「自分の空間」と「行動領域」に関して以下 の傾向が表れた。
①全体的に「自分の空間」より「行動領域」は狭くなる。
②一人でいる時,「自分の空間」を「行動領域」より広く感じ取っている。
③一人の時の「自分の空間」より二人以上の時の「自分の空間」は狭くなる。
④一人の時の「行動領域」より二人以上の時の「行動領域」は狭くなる。
また,家族関係と「自分の空間」・「行動領域」の関係性は以下のような結果となった。
①母領域侵入型は母の領域だけを「自分の空間」または自分の「行動領域」が侵入する型である。
②領域侵入バランス型は母の領域以外に一人以上の家族領域を侵入する型である。
③領域解放型は家族構成員全員の領域を侵入する形である。