抄録
クリストファー・アレクザンダーの著作「パタン・ランゲージ」を,レトリカルな文体から平易な表意システムを導出するバルト記号論を応用しつつ,市民参加型街づくりの基底となる「都市のインテリア」を探求するためのガイドとして読み解いている。パタン・ランゲージ253編では都市環境が常に等身大のスケール(インテリア研究の存在理由でもある)で観察されているとの仮説にもとづいて,都市のインテリアに該当するデザインコンセプトの導出を試み,結果的にopen space,(way,water,green),space,detailの6コンセプトで要約できる164編のパタン・ランゲージが都市のインテリアに該当すること,掲げられたテーマが改めて斬新で有用であること等を明らかにした。