2011 年 21 巻 p. 33-40
本研究は,インテリアデザインの表現手法の基礎となる製図法の標準化を目指し,「建築製図通則」と連携した「インテリア製図通則」の第1次案提案について,その背景,調査,研究,提案の過程を報告するものである。 インテリア産業は 、1970年代から約40年,生活の質的向上の核を担う新しい産業として,エレメント生産から空間のデザインあるいはコーディネート,建築とインテリアの連携等において,独自の生活要求を実現してきた。 インテリア製図法は,デザインを人間生活との関わりの中できめ細かく表現することが求められるため,商品や空間を表現し伝達する共通言語として,従来の建築製図法とは異なる特質をもつインテリア製図通則の素案を提案した。