抄録
本研究は,乳幼児のいる世帯における物の置き方やしつらえの現状を明らかにし,子育てに相応しい住空間のしつらえ方を提案することを目的とする。
首都圏に住み,小学校入学前である6才以下の乳幼児のいる32世帯に対する訪問調査に基づく。調査の期間は,2007年7月から2010年3月までである。調査では,ヒアリング,マッピング,写真撮影,実測を行った。
その結果,乳幼児の主な居場所により,事例を4分類:Ⅰリビング,Ⅱリビング+連続室,Ⅲリビング+分離室,Ⅳ連続室,として示せた。
さらに,各グループにおいて,どのような乳幼児へのしつらえ方がなされているか,その問題点は何かを把握した。そこから,各空間の安全対策,乳幼児期のしつらえ方の工夫を提示した。