日本インテリア学会 論文報告集
Online ISSN : 2435-5542
Print ISSN : 1882-4471
四国遍路道の善根宿における住空間構成と利用実態に関する研究
藤井 容子
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ジャーナル オープンアクセス

2018 年 28 巻 p. 15-20

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抄録
本研究は,四国遍路道周辺住民が遍路者を自宅等に宿泊させる「善根宿」を対象に,その住空間構成と利用実態に着目し,善根宿の今日的な課題を提示する事を目的とする。 そのため,善根宿運営者を対象とする聞き取り調査と善根宿の計測調査を実施し,空間的側面と運営的側面の特性についての整理・分析を行った。 その結果,①高齢化等によって運営の限界にある善根宿 があること,②プライバシーの確保と生活動線交差への対応が必要であること,が明らかになった。
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© 2018 日本インテリア学会
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