抄録
患者の快適性を考慮した,病院の外来待合の座席配置と座席寸法を検討することは重要である。このため,待合には,病状や高齢者に配慮した座席の設置が試みられている。しかしながら,座席の選定過程や座席の配置状況についてはあまり明らかにされていない。本調査から,待合に配置されている座席の大きさや座席間隔は,設計後に決められている傾向がみられた。また総合待合,一般待合,救急待合の各場所に設置される座席の寸法値は異なる傾向がみられた。以上などから,患者にとって望ましい待合を形成するためには,設計時から各待合の状況に応じた座席寸法と座席配置を考慮し,平面形を検討する必要があると考えられた。