日本インテリア学会 論文報告集
Online ISSN : 2435-5542
Print ISSN : 1882-4471
睡眠前の照度低下時間の長短が睡眠深浅に与える影響に関する研究
サーカディアンリズムに着目した睡眠深浅に関する臨床実験をもとに
久米村 秀明高柳 英明杉本 志織
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ジャーナル オープンアクセス

2020 年 30 巻 p. 97-102

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抄録

本研究では安眠空間構築のためにインテリアの重要要素である照明に着目し,就寝前の照度低下時間の長短が睡眠に与える影響を調査した。結果は照度低下時間を60[分]とることで深度の深い睡眠の割合の増加を確認できた。この理由として,一か所に固定化された照明により睡眠導入時間の活動が限定的となり,深い睡眠につながったと考える。本研究により,就寝前に60[分]程度の照度低下時間を設けることで,睡眠の深化に繋がることを明らかにした。

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© 2020 日本インテリア学会
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