抄録
収納空間を設計するためには, まず個人の衣類等の所有数量を把握することが前提となる。筆者は前報告においてイラストアンケート用紙(以下調査用紙という)を提案したが, この中で,多岐にわたる衣類をボリューム別に20数種類に分類することにより,記入を容易にし,所有数量のボリューム化を迅速にできるようにした。
しかしながら,調査用紙に所有数通を正確に記入するにはまだ多くの労力を要する。そこで,得られたデータをもとに,ある代表的な衣類(スーツ, ジャケット等)の数量と衣類全体(和服を除く)のボリュームの関係について検討したところ,両者の間には高い相関が有り,回帰直線を用いて一部の衣類の数量から,衣類全体のボリュームの推定が可能であることが解ったので, ここに報告する。