日本インテリア学会 論文報告集
Online ISSN : 2435-5542
Print ISSN : 1882-4471
5 巻
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  • 1995 年5 巻 p. 0
    発行日: 1995年
    公開日: 2022/06/01
    ジャーナル オープンアクセス
  • 住宅の公的空間モデルとその視覚的イメージについて
    森保 洋之
    1995 年5 巻 p. 1-6
    発行日: 1995年
    公開日: 2022/06/01
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究は,インテリア計画についての基礎的研究で,室内空間モデルについての注視点挙動と視覚的イメージに関する研究である。本報告では特に住宅内部の公的空間であるリビング・ダイニング空間の視覚的イメージを,視覚的なまとまり (一体性)と視覚的なつながり (連続性)の2側面より分析している。具体的には, リビング・ダイニング空間モデルの有り様と,その空間モデルに対する一体性や連続性等の視覚的イメージとの関係を解析しており,一定の成果を得ている。
  • 人体まわりの空間領域に関する研究その1
    建郵 謙治
    1995 年5 巻 p. 7-14
    発行日: 1995年
    公開日: 2022/06/01
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究は,設計寸法を決定する上で有力な指標になると考えられる人体まわりの領域を定母的に求めようとするものである。本論では,人体側方の領域幅を求めるため二つの歩行実験を行い,二つの方法で通路幅員を検討した。一つは自然歩行動作の解析から,通路幅員と歩行動作の関係を関数化した。 また, 自然歩行と実験歩行の違いを明らかにした上で, 自然歩行動作に基づく通路幅員評価を行った。もう一つの方法では,人体寸法, クリアランス,通路幅員,心理的評価の相互関係を明らかにした上で,歩行者へのサービス水準に応じた通路幅員を提案している。以上二つの幅員評価方法に基づいて,人体まわりの領域幅は約105cmであることを示した。
  • 竹原 広実, 梁瀬 度子
    1995 年5 巻 p. 15-20
    発行日: 1995年
    公開日: 2022/06/01
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究は居間におけるソファ, カーテン, クッションといった装備的要因を取り上げて,それらがどのように居間の雰囲気に影響を及ぼしているかを実験的に検討を行った。方法は,実際の居間の写真に画像処理を施した対象を, スライドでスクリーン上に呈示した。心理量は24の形容詞対について7段階SD法を用いて得た。その結果,因子分析よりevaluation, activity, warmness, gorgeousnessの4因子が抽出された。また,クッションはevaluation,ソファはactivityに寄与する要因である。色彩の影響も大きく,彩度はevaluation,明度はactivity,色相はwarmnessとgorgeousnessに影響を及ぼしていることが明らかとなった。
  • 自動車シートの静的座り心地に関する研究(その1)
    渡辺 秀俊, 高橋 正樹
    1995 年5 巻 p. 21-24
    発行日: 1995年
    公開日: 2022/06/01
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究は, 自動車シートの静的座り心地の評価手法を開発するための基礎知見を得ることを目的にして,一般ユーザーの評価観点について調査したものである。 5種類のシートに10人の被験者を座らせて, レパートリーグリッド発展手法を用いて評価観点を抽出した結果,尻の安定性,休息・疲労,尻の滑り,上体の安定性を主な頂点とする複数の評価系列があることが明らかになった。 また, 80人の被験者を対象にして感覚調査を行った結果,評価観点の中には,同じ知覚のされ方(する, しない)をしても,評価のされ方(良い,悪い)が異なるものがあることが明らかになった。
  • 自動車用シートの静的座り心地に関する研究(その2)
    高橋 正樹, 渡辺 秀俊
    1995 年5 巻 p. 25-28
    発行日: 1995年
    公開日: 2022/06/01
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究は, 自動車用シートの静的な座り心地に関して,一般ユーザーがシートの何に着目して評価を行っているのか,その評価観点を明らかにし,評価因子を抽出することを目的としたものである。調査は5種の特徴の異なるシートを用い, まずヒアリングによって評価観点の収集を行い,次にその評価観点を用いた質問紙を作成し, シートを座り比べさせ,座り心地の評価判断の理由とした項目を指摘させた。その結果,ホールド感,尻の収まり,土手の隆起の大きいことや小さいこと,ペダルの操作性, フィット感,背もたれ・座面の広さ, クッションの柔らかさや厚さ,表面の滑り,姿勢の崩れ,が一般ユーザーの評価因子として 抽出された。
  • 加藤 力
    1995 年5 巻 p. 29-36
    発行日: 1995年
    公開日: 2022/06/01
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究は水平診療と呼ばれる歯科診療のための医師用椅子の改善過程において人間工学の応用手法を試みたものである。動作解析により問題点を抽出,次いで機能条件を導くためのスタディーモデルを作成し, これを用い官能検査,生理実験を行い,寸法,角度,形状等必要機能条件を提案。この提案に基づき試作品を制作し,再度評価を試み,改善効果の測定を行った。問題抽出から人間工学の取り入れまでの一連の改善プロセスを明らかにしたものである。
  • 住空間における収納計画の手法:その2
    市村 倖子, 水野 昇
    1995 年5 巻 p. 37-50
    発行日: 1995年
    公開日: 2022/06/01
    ジャーナル オープンアクセス
    収納空間を設計するためには, まず個人の衣類等の所有数量を把握することが前提となる。筆者は前報告においてイラストアンケート用紙(以下調査用紙という)を提案したが, この中で,多岐にわたる衣類をボリューム別に20数種類に分類することにより,記入を容易にし,所有数量のボリューム化を迅速にできるようにした。 しかしながら,調査用紙に所有数通を正確に記入するにはまだ多くの労力を要する。そこで,得られたデータをもとに,ある代表的な衣類(スーツ, ジャケット等)の数量と衣類全体(和服を除く)のボリュームの関係について検討したところ,両者の間には高い相関が有り,回帰直線を用いて一部の衣類の数量から,衣類全体のボリュームの推定が可能であることが解ったので, ここに報告する。
  • コラボレーションのためのオフィス環寛に関する研究(2)
    近藤 朗, 清水 忠男, 佐藤 公信
    1995 年5 巻 p. 51-58
    発行日: 1995年
    公開日: 2022/06/01
    ジャーナル オープンアクセス
    本小論は, オフィスにおける創造的情報処理の「場」の特性とそこで用いられているツールの関わりについて明らかにしようとするものである。はじめに, 「場」についての概念モデルを構築し,それぞれの「場」の特徴を作業要素ごとに考察した。次に「場」で使用されるツールを,その機能に基づき分類し, 「場」の作業要素と対応させた。最後に,現時点で具体化されているいくつかの「場」について評価実験を行った。その結果,現状では習熟したツールを使用する空間共有の「場」が高い評価を得た。 しかし,機器の発達に伴い増えていくと思われる空間非共有の「場」においても,ある程度の創造的情報処理作業は可能であることも示された。
  • 各種材料の作業時における触覚特性に関する研究 Ⅲ
    山内 一弘, 青木 務
    1995 年5 巻 p. 59-64
    発行日: 1995年
    公開日: 2022/06/01
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究では,作業中の手のひらおよび手の甲の温度変化を観察するために,前回と同様に,釘の打ちつけ実験を行った。このとき, それらをもとに生理的反応, また,快・不快感に対する影響について分析した。得られた結果は,次の通りである。 ①木材は, その表面のごく浅い部分の水分が作用して,急激な温度上昇を抑制する。②手がやける感覚を生じさせる因子は,手の甲と手のひらの相対的な温度上昇率によっ て決定される。
  • 平井 良直
    1995 年5 巻 p. 65-73
    発行日: 1995年
    公開日: 2022/06/01
    ジャーナル オープンアクセス
    幕末の横浜に建てられた揚屋建築のうち,最大かつ最も豪華なものが<岩亀楼>であり,そこには《扇の問》という座敷があった。その室内装飾は, [扇面散し]ないしは[扇面流し]といったインテリア・デザインの伝統を引くのみならず,横浜開港直後に幕府の政策に沿って建てられた異人揚屋であるという, <岩亀楼>の歴史的特異性をも反映しているように思われる。
  • ルイ14世様式の成立の背景その2
    片山 勢津子
    1995 年5 巻 p. 75-82
    発行日: 1995年
    公開日: 2022/06/01
    ジャーナル オープンアクセス
    ルイ14世の時代にインテリア様式が成立した要因について,本研究では住様式の観点から考察することを試みた。その結果, ランブイエ邸に始まるサロンという邸宅での私的な社交が,住居のインテリアの発達を促したことが認められた。住居の社交空間は,前編においてみたように,公私へと分化しながら発達していく。この部屋の機能分化が,家具や装飾,室礼などの形式化を促し,個性的なデザインを生み出した。 しかし,ヴェルサイユ宮殿には私的な社交生活は存在しなかった。つまり,公私に分化したうちの公的社交空間のインテリア様式が, ここにルイ14様式として形成されたと考える。
  • 田辺 麗子
    1995 年5 巻 p. 83-98
    発行日: 1995年
    公開日: 2022/06/01
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    本報告は, 日本インテリア学会教育部会が1992年に調査したインテリア教育に関する第1次アンケート調査に引き続き実施した第2次調査の結果をまとめたものである。 今回の調査は,第1次調査の際に要望したアンケート回答者として適任と思われるインテリア教育現場の教員に回答を依頼したものである。従って,質問内容はさらに踏み込んだものとなった。その結果を分析することによって日本におけるインテリア教育の現状を認識し,「インテリア教育」にとって必要と思われる共通項としての科目,それに関わる教員等から教育の実態を探ろうとするものである。 また,教育の成果としての卒業研究,制作などから現在の日本でのインテリア教育が概観できた。 今回の調査は「インテリア」が現在の社会的要請に対してどう位置づけられているか, を教育の現場から経年的変化の一時点として整理しようとしたものである。
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