日本音響学会誌
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圧電形振動ジャイロスコープの感度と時定数の設計
工藤 すばる近野 正
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1995 年 51 巻 11 号 p. 836-844

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抄録

角速度センサとして用いられる圧電形振動ジャイロスコープの性能指数(F.M.)の一つとしてその入出力電圧比の特性について考察を行い、設計指針の大綱を明らかにした。すなわち、振動ジャイロスコープの諸結合のない理想的な等価回路を用いて、駆動側と検出側の二つの共振周波数を一致させ駆動した場合の入出力電圧比のF.M.の近似式を導出し、F.M.を向上させる設計指針をその諸因子間の関係から理論的に明らかにし、更に実験的にも検証した。本研究の成果は、振動ジャイロスコープの共振周波数の選定指針並びに共振周波数に対する感度や時定数の設計指針として利用できる。

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© 1995 一般社団法人 日本音響学会
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