xPb(Mn1/3, Sb2/3)O3-yPbZrO3-(1-x-y)PbTiO3セラミックスの圧電的諸特性の振動レベル依存性が電気的過渡応答法を用いて測定された。x=0の2成分系では振動応力が10MPaを超える辺りから振動損失パワー密度Pdの急激な増大が見られた。x ≠ 0の3成分系では30MPa以上の振動応力に対しても低Pd値が保持された。これはPb(Mn1/3,Sb2/3)O3がアクセプタ欠陥を生成して,強誘電性分域壁の運動を抑圧するためと推定された。また,いずれの成分系においても結晶相境界付近の組成でPdは大きな値を示すが,これは結晶構造の不安定性に起因するものと推定された。