日本音響学会誌
Online ISSN : 2432-2040
Print ISSN : 0369-4232
論文
音響振動連成解析に基づく膜鳴楽器設計の試み
荒木 陽三鮫島 俊哉
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2017 年 73 巻 3 号 p. 142-150

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抄録

本論文では,膜鳴楽器の音響振動連成解析手法を構築し,それに基づいた設計例について報告する。まず,円形膜振動場の理論解析解と音場の法線方向微分型境界要素法を連成した効率的な解析手法を構築する。次に膜鳴楽器の一つであるティンパニの周波数応答関数の実測結果と構築した解析手法による計算結果がよく一致することを示す。そのうえで音響振動連成解析に基づく膜鳴楽器の設計例として,ティンパニの固有周波数が整数比に近くなる膜の張力と面密度,及びケトルの形状について検討を行う。

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© 2017 一般社団法人 日本音響学会
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