抄録
ロジスティクスにおける情報活用の主要な活動として,在庫管理の一元化と需要予測の精度向上があげられる。これらの活動を組織間情報活用の視点から見れば,前者は情報共有,後者は知識創造とみなすことができる。本研究では,実際のロジスティクスの現場において,両者にどのようなパフォーマンスの違いが見られるのかを検証する。 検証にあたっては,トイレタリー業界のリーダー企業である花王と,同業界のフォロワー企業であるライオンを対象として,在庫,コスト,サービスの3つのパフォーマンス測定指標を設定し,そのトレンドを分析する。