有益な情報交換や,新しいアイデアやヒントを得たり,人間関係を構築・維持したりする目的で,インフォーマルコミュニケーションが重要視されている.
インフォーマルコミュニケーションの促進は,技術的・システム的な支援や,組織的な支援が数多く提案され一時的な効果は得られていると報告されているが,継続的な効果・評価については明らかにされているとはいえない.
本研究では,非同期コミュニケーションツールのログデータから,コミュニケーションの活性度(発言度合い・話題継続度合い・参加人数度合い)を求めることによって,非同期コミュニケーションツールの付加機能を評価し,その継続的な効果について分析する.