抄録
産業社会において、設備などの発達により、目的を達成するための方法・手段である技術の自動化が進んでいる。従来、道具を使用して行われてきた作業は減り、訓練によって体化する技能は衰退してきている。しかしながら、手技による技能、道具を体化した技能を持った人は、現在においても産業界で活躍している。その技能を伝承することは難しい問題である。そのため、専門高校においては技術教育を重視しているが、社会へ貢献していくためには技能教育が不可欠である。本稿は、職人に見られる技能の特徴を分析し、生徒の技能習得に必要な学習支援を考察するものである。その結果、「感じる・考える・行う」ことについての学習支援の重要性がわかった。