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流通業とサービス業では商圏の限定のために、事業の規模拡張が店舗や事業拠点数の増設として、企業外を含むチェーン・オペレーションによって図られることが多い。この機能統合が経営課題となる。サービス財のチェーンはフランチャイジングとして知られ、これをサービスのデリバリーと称している。またサービスの流通チャネルとして電子媒体によるデリバリーが注目されている。本研究はサービスマーケティングの枠組みにおいて、情報技術関連のサービスと電子媒体を含みながら、プロダクトとデリバリーと流通の概念についての議論を整理検討する。ここで本来的な流通概念は間接流通として、従来理論の枠内にて理解されうることを確認する。