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従来、ロジスティクスは組織毎に縦割りで行われてきた為、各組織では大量に不良在庫を抱えることになるという弊害が生じてきた。本研究では、サプライヤ・メーカー共に納得行く形で、効率的なロジスティクスチェーンを構築するには、組織間での情報共有・計画頻度をどう適正化すればよいかを分析する。具体的には、基本、3PL各モデルにおける情報流と物流を明示的にモデル化する。次に、シミュレーションにより、モデル別のパフォーマンスを比較する。シミュレーションでは、サービス率と在庫数を指標として、需要バターン別に、リードタイムと計画サイクルがサプライチェーン内の在庫に与える影響を分析し、最適な構成について考察する