経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
2007年度春季全国研究発表大会
セッションID: G2-3
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牡蠣トレーサビリティ・システム導入実態調査からの考察
*益満 環安田 一彦
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抄録

宮城県石巻地域は世界的に有名な牡蠣の産地である。しかし、平成14 年に一部の牡蠣パック加工業者が韓国産牡蠣を宮城県産牡蠣と偽って販売した韓国産牡蠣混入(偽装)事件が発生した。同事件を受けて翌年、失墜した牡蠣ブランドの信頼回復の一手段として「宮城県産生かきトレーサビリティ情報システム」が全国にさきがけて導入された。しかし、同システム導入後の牡蠣パック加工業者の実態は、これまで明らかにされていない。そこで本研究では、同システムを導入している宮城県内の牡蠣パック加工業者を対象に実施した牡蠣トレーサビリティ・システム導入実態調査を経て明らかとなった業界および業者の特性について報告する。

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© 2007 経営情報学会
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