経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
2008年春季全国研究発表大会
セッションID: C1-3
会議情報

戦略的HRDとしての次世代リーダー育成の課題と展望
*大嶋 淳俊
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

近年の各種の調査であきらかなように、日本企業の最重要課題とされているのが、人材育成である。特に不十分だと指摘されているのが、次世代リーダー育成である。 日本企業はこれまで、明示的な次世代リーダー育成プログラムの実施を避けており、具体的なプログラムの開発は少なかった。しかし、競争がグローバル化し複雑化する変化の激しい経営環境の中では、従来の長期にわたる年功序列的な形での幹部育成は時代遅れでこれからの競争に勝てないという意識が経営層の中に浸透してきた。そのため、コーポレートユニバーシティ(CU)の構築の中で、次世代リーダー育成プログラムに力をいれる企業が増えている。しかし、まだ歴史が浅いこともあり、戦略的な位置づけが曖昧で、プログラムの内容や実施方法には課題も少なくない。 本稿では、戦略的人材育成(HRD)としての日本企業の次世代リーダー育成を位置づけ、その現状と課題を検討する。

著者関連情報
© 2008 経営情報学会
前の記事 次の記事
feedback
Top