経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
2009年秋季全国研究発表大会
セッションID: D3-2
会議情報

中央研究所の復権
異分野出身者のカーブアウト型起業による親企業の組織活性化2
*内山 昌一江浦 茂江田 英雄
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本研究は、カーブアウト型起業が出身元企業の研究開発部門と協力することで、出身元企業が基礎研究から製品開発をスムーズに行えることを調べたものである。 従来の研究所の組織では基礎研究から製品開発までをスムーズに行うことが難しくなってきたため、マトリックス型組織の導入が始まっている。しかし、成果の正しい評価や複雑な指揮系統の点で課題が残る。異分野出身者がカーブアウト起業し出身元企業の研究開発部門と協力すると、付加価値の高い新製品の開発において、どのような効果があるかを研究した。その結果、カーブアウト起業が出身元企業の研究開発部門を創造的で活力のある組織に変えるだけでなく、マトリックス型組織と同じ効果を発揮し、これまでの課題も克服することがわかった。

著者関連情報
© 2009 経営情報学会
前の記事 次の記事
feedback
Top