経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
2011年秋季全国研究発表大会
セッションID: F1-3
会議情報

『全体価値は部分価値の和ではない』地域社会イノベーションのデザイン
ヘーゲルの弁証法的解釈によるレジリアンスの取り組み込みの意義
*相原 憲一佐藤 和枝
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

資本主義経済・合理主義最優先の時代が終焉を迎えて社会の仕組みはどうあるべきかが問われている。地域資源を組み合わせることで地域経済が進展することを良しとした考え方は姿を消している。すなわち個々の資源が無駄なくマネジメントできる組み合わせで全体価値が実現できるとは限らない。右肩上がりの時代はそれでよかったが今は違う。「全体は部分の和ではない」世界を如何にデザインできるが地域活性の源泉につながる。本研究発表は、特にヘーゲルの弁証法による全体デザインの考え方に沿って全体価値は時間的関係性を含むことが重要でそこにレジリアンスが望まれることを論じる。事例として富良野のラベンダーを採り上げる。

著者関連情報
© 2011 一般社団法人経営情報学会
前の記事 次の記事
feedback
Top