経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
2011年秋季全国研究発表大会
セッションID: G2-3
会議情報

ネットコミュニティの利用者の名乗りとアイデンティティ
 「発言小町」利用者調査分析 (2) :利用姿勢と実名・仮名・匿名
*折田 明子三浦 麻子
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
日本国内において、インターネット上の電子掲示板等ネットコミュニティの利用に際して、利用者は実名を秘匿し、ニックネームなどの仮名を名乗る傾向がある。ただし、その仮名が継続して用いられるのか、その場限りなのかは明らかではなく、利用者が意識せずに仮名によって名寄せされた情報から本人が特定されるリスクもある。本稿では、読売新聞社による大型電子掲示板「発言小町」の利用者を対象にした調査結果をもとに、サイト利用者の「名乗り」の意識について考察する。回答者の約6割がネット上のみで通じるニックネームを名乗っており、実生活にひもづけられる名前はほとんど使われていない。また、積極的な書き込みをする利用者ほど、名乗る名前をその都度変化させていることが分かった。
著者関連情報
© 2011 一般社団法人経営情報学会
前の記事 次の記事
feedback
Top