抄録
道路整備やまちづくりといった社会基盤整備など、ステークホルダーの範囲が限定されていない状況で必要となる合意形成を社会的合意形成という。社会的合意形成を達成するためには、個人および社会の関心・懸念を明確にすることが必要である。本研究ではSaatyによって提案されたAnalytic Hierarchy Process(AHP)を用いた社会的合意形成の数理モデルを提案する。これは、Row Geometric Mean prioritization Method(RGMM)を用いた集団意思決定モデルを拡張したものである。更に、この数理モデルを用いて、パレート最適な社会的合意形成が達成される条件について考察を行う。