IoTが各所で議論されている。インターネットの名称が使われているが、インターネットの普及にはe-mailやWWWなどのコンシューマサービスの普及が起爆剤となっていた。一方、IoTは企業システムを対象としており、自然発生的に起爆剤となるサービスや技術が発生することは期待しにくい。そこで本研究では、ナレッジマネージメントのSECIモデルをベースとし、既存システムをできるだけ融合し多くの情報を集めることで高機能なシステム得る方法論を与え、IoT普及の加速を目指す。本報告ではシステム融合方法を説明し、製造業などの分散している工程を融合することで工期短縮などの効果があることを示す。