抄録
大型ショッピングモールにより地域商店街では再生策として地域通貨を導入するが、国や自治体の支援を失うと消滅するケースが多い。そこで地域通貨の効果を測定するために、地域商店街と大型ショッピングモールにおけるシミュレーションモデルを作成した。シミュレーションの結果、商店街に消費者を誘導する施策として有効なのは「ついで買い」と、「初期ポイント」であった。ディスカウント効果を狙ったポイント制度だけでは集客効果が得られないことが分かった。そこで4つの施策を提案した。第1に初期付与ポイントの設定、第2にポイントの使用上限の設定、第3についで買いを引き起こすこと、第4に駐車場の利便性の向上である。