抄録
本発表では、一次的なウェブコンテンツを特定のコンテクストに位置づけて提示する手法であるキュレーションが、学習者の学びに対する意識をいかに変化させ、どのような学習効果をもたらすのかを探求することを目的として行われた、キュレーション学習支援システムを用いた教育実践研究の事例を紹介し、質的転換が求められるわが国の高等教育に対して、キュレーションを基盤とした教育手法がいかに貢献できるかを議論する。さらに、一連の教育実践の分析結果を踏まえ、社会的動機づけを原理とする学びが、21世紀の情報知識基盤社会における新しい情報技術の利用によっていかに実現できるかについても議論する。