本研究は、買い物に関する情報収集の際に利用するメディアを新聞などのリアルメディアとSNSなどのネットメディアの2種類に分類した。そして、消費者を2種類のメディアの利用頻度から4種類に分類した。それぞれの消費者の購買行動の特性を分析して、実店舗へと顧客を誘導するための示唆を目的とする。そのため、仮説を立て消費者にアンケート調査を行い、統計的手法を用いて仮説を検証した。その結果、リアルメディアとネットメディアの両方から情報収集する消費者は、ネットメディアのみで情報収集する消費者より商品・サービスの割引クーポンやポイントを実店舗で利用していることが明らかになった。