抄録
近年、実践的には、クラウドサービスの活用は、企業情報システム開発が有効な選択肢になりつつある。クラウドサービスは、ITサービスプロバイダーが共通的に提供するサービスであることから、ITのコモディティ化が促進されるという指摘もあった(e.g. Carr 2008)。しかしながら、Paasの活用は、企業情報システムやそれに関連する業務プロセスの独自性を促進するようにも思われる(依田他 2014)。
そこで、本研究は、クラウドサービスであるPaaSに着目し、企業情報システムにおける活用について考察し、その理論的な問題の所在について明らかにすることを目的とする。