抄録
現在話題のUberやAirbnbの事業を一般化すると、専門サービス提供者、利用者間のP to P型直接相互作用を可能にするプラットフォーム・サービス事業と言える。そしてこの形態の特徴は、資産は専門サービス提供者に委ね、プラットフォーム・サービス事業者は専門サービス提供者、利用者間の取引き支援に特化していることである。このため、小資産・少人数でサービス立上げが可能になり、他方、従来は企業内従業員としての活路しかなかった専門サービス提供者も、個人経営者として独立して生計を立てる手段拡大になる。これは人とITとの新たな共創と考えられる。そこで、この方向性を探る。