液晶の応用分野は、液晶テレビ用の超大型、パソコン用の大型、携帯電話等のモバイル機器用の中・小型に分類できる。パソコン用、テレビ用は、既に「モジュール化」した。しかし、ついにスマートフォン(スマホ)さえ、「モジュール化」してきた。その「モジュール化」への変化の察知と対応に関して、シャープとジャパン・ディスプレイの事例を比較分析した。シャープは、ジャパン・ディスプレイに比べて、察知が遅く対応も不十分だった。その結果、シャープは、債務超過に陥り、ホンハイに買収されてしまった。変化が速い現代においては、変化を早く察知し適切に対応することが重要である。