抄録
PBLの本質は、コミュニティ形式による学びという点にあり、集団内の同調圧力等が、学習者に効果的に働くことが期待される。社会連携型PBLは、学習者と教師(チューター)からなる学びのコミュニティに、第三者による「弱い紐帯」を導入する試みである。しかし、学校教育には本来登場しない企業等がコミュニティメンバーとなるため、通常のPBLとは異なる点も多々ある。本研究部会を通して、PBL経験を持つ学生、教員、そして社会側の三者への、ヒアリングやアンケート等を行い、相互への役割期待、PBLの期待等を整理した。そこから、弱い紐帯が機能するための、「強い学びのコミュニティ」が構築されている必要性が明らかになった。