主催: 経営情報学会
会議名: 2018年春季全国研究発表大会
開催地: 筑波大学 東京キャンパス
開催日: 2018/03/08 - 2018/03/09
ビッグデータ分析のプロセス及び技術集合であるビッグデータアナリティクス(BDA)の利用形態の1つに,定型業務外での利用,即ちBDAのアドホック利用がある.BDAのアドホック利用は,組織がそのビジネス環境の変化に俊敏に対応するための手段となり得るが,その効果に関する実証的研究は存在しない.そこで本研究は,組織が変化を俯瞰的に解釈し,行動に結びつけるためのプロセスに関するセンスメイキング理論に基づき,BDAのアドホック利用の効果を実証するためのモデルを提案する.また,アンケート調査データに基づき,このモデルを用いたBDAのアドホック利用効果に関する初期的な仮説検証の結果を提示する.