抄録
ETC2.0は、ETC普及時よりも早い速度での普及が進んでおり、走行履歴や車の挙動履歴など蓄積されるデータ量が大幅に増加している。一方で、それらのデータ活用については進んでおらず、我が国の政府も、行政や民間レベルでのETC2.0の利活用を後押ししている。本研究で使用するETC2.0プローブデータは1か月分で400GBもありそのままでの利用が難しいことから、2015年4月~2016年3月までの1年間における10か所の観光地での危険運転回数に焦点をあて分析を行った。本研究では、ETC2.0データを用い、観光地ごとの場所の影響や天候の勘案した、各ドライバーの危険運転度スコアリング・システムの提案を行う。